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2009/01/05

ライブ映像編集記録

別に苦労話をしたいわけではなく、ライブ映像編集の参考にでもなればと思って書きます。
他にもやり方があるのかもしれませんが、今回やった作業を手順書的なものとして記しておきます。

結構長文になるので、興味のある方はご覧ください。

ライブは昨年12/20に行われた「音楽仲間の舞 Vol.16」のRI⊂OMO⊃IЯの模様です。

以前にも書きましたが、普段ビデオカメラ1台、撮影者無しの為三脚固定となるので、ライブ映像は常に同じ箇所を映す事になり、映像に変化がなく面白みに欠けるなと。

そんなわけで、今回は動画撮影に強いコンパクトデジカメと安価なムービーカメラの2台で撮影。

フルHD対応ビデオカメラを使用しなかったのは、オイラの編集に使用するPCのスペックを考えた場合、フルHD形式の編集だと処理が遅くて編集作業に膨大な時間を要するため、今回は複数カメラでの撮影テストの意味もあって使用せず。

で、2つの動画ファイルと、RolandのR-09で録音した音をミックスするわけです。

使用ソフトはUREADのVideoStudio12。

まず大まかな作業の流れは以下の通り。


1.土台となる動画ファイルをビデオトラックに配置。
2.音声ファイルを配置(事前に音声ファイルを編集しておく)。
3.土台の動画に音声ファイルを手作業で同期させる(タイミングを合わせる)。
4.別アングルの動画ファイルをオーバーレイトラックに配置。
5.4.の動画ファイルを3.の音声ファイルに手作業で同期させる。
6.5.の動画ファイルを必要箇所を残してカットしていく。
7.チャプター設定してDVD化する。

1.土台となる動画ファイルをビデオトラックに配置。

VideoStudio12の場合ビデオトラックに貼り付けるビデオは最初に表示される動画ファイルとなるので、デジカメで撮った綺麗な方をベースにビデオトラックに貼り付け。
ビデオトラックはタイムラインが0から始まる事がどうも必須らしいので土台となる動画ファイルを当てはめます。
で、今度はそれを再生確認しながら、基準になる場面を探します。
何の基準かというと、別に録音した音声と同期させるための、映画撮影でいうところのカチンコに相当する場面です。
今回は演奏直前の某ギタリストさんの「いえ~~~い!」の掛け声が切れるタイミングにしました。これを基準にそれ以前の場面をカットします。
01


さらにこのトラックの音声をミュートします。


2.音声ファイルを配置(事前に音声ファイルを編集しておく)。

さて、今度は別ソフトInternet社のSound It!を起動。
別録音した音声ファイルを編集します。
これは事前にやっておいても良いでしょうが、土台となる動画の目印を決めてからの方が良いので、このタイミングにしています。
先ほどの目印となる「いえ~~い!」の声の場面で目印をつけ、一度その前の部分を削除します。
先ほどの動画ファイルのタイミングより気持ち遅れる程度のところに目印をつけた方が良いと思います。
全体にEQで音質調整(・・・は、やらなかったかも)、コンプなどで音圧を整えたらWAV形式で保存。
MP3形式にしないのは、保存時に圧縮されて、また音質が低下するから。
タダでさえ録音時にMP3に圧縮されているので、編集後のファイルはなるべく劣化しないように保存します。
ここで、マシンの能力をビデオ編集につぎ込むため、Sound It!は終了。


3.土台の動画に音声ファイルを手作業で同期させる(タイミングを合わせる)。

その保存した音声ファイルをVideoStudio12の音声トラックに貼り付けます。
ここで、プレビューし、若干音声が早く再生されていればOK。
音声ファイルのタイムライン上の移動は動画に比べて楽(PCにかける負荷も少ない)だし、ビデオトラックに貼り付けたのはタイムラインを後ろにずらせない為です。

何度かマウスで動かして、試聴してみて音声ファイルの位置を決めます。映像とタイミングが合ったら作業終了です。
これでビデオトラックと音声トラックの同期作業が終了。
この時点でプロジェクトを保存しないと後で泣きを見ます。

4.別アングルの動画ファイルをオーバーレイトラックに配置。

ここで別なカメラで撮影した動画ファイルをタイムライン上に持ってくるのですが、トラックは「オーバーレイトラック」という所。

その前にビデオトラックの所で右クリックして、トラックマネージャを起動し、オーバーレイトラック#2も有効にします。

02_2

さきほどのビデオトラックをオーバーレイトラック#1に移動させ、動画サイズを小さくして、ぎりぎり表示するまで小さくしちゃいます。
これはビデオトラックそのままだと画面全体に表示されているのが気になるので。
気にならない場合はオーバーレイトラックは#1のみ使用して、別アングルの動画を追加すれば良いです。
今回はオーバーレイトラックを2つ使って、別アングルのタイムライン位置調整に集中するためにこうしてます。

そしてオーバーレイトラック#2にまだ未編集の動画ファイルを配置します。
オーバーレイトラックは配置した段階では画面サイズの中央に縮小された状態になっているので、画面いっぱいに表示されるよう四隅を拡大して調整します。

台形にするとカッコ悪くなるので注意。4隅の四角をドラッグするとこうなっちゃいます。
03
こういう効果を狙うなら別ですが・・・

今回のような場合は、マウスポインタの矢印が変わった箇所で拡大するようにしてください。
04

そして最後に配置した動画ファイルの冒頭をカットしていきます。
土台となる動画ファイルが先ほどの「いえ~~い!」の場所でカットされているので、こちらの動画ファイルはそれより後にスタートするようにするためです。

5.4.の動画ファイルを3.の音声ファイルに手作業で同期させる。

このオーバーレイトラック#2のファイルは先ほどとは逆に、音声に合わせてタイムラインを調整します。
調整が終わったらオーバーレイトラック#2の音声をミュートし、オーバーレイトラック#1のファイルをビデオトラックに戻します。
ちなみに今回オーバーレイトラック#2の動画は映像が真っ赤だったので、この段階でホワイトバランスを調整していますが、使用するカメラによってはこの作業は不要です。

さて、これで音と映像の同期作業は終わり。
この状態で再生すると、冒頭が土台のビデオトラックの映像が出てきて、すぐにオーバーレイ#2の動画映像に切り替わります。

6.5.の動画ファイルを必要箇所を残してカットしていく。

ここからアングル切り替え作業に入ります。

土台となる動画はオーバーレイトラック#2に配置された動画に邪魔されて見えなくなっているわけです。
なので、土台の動画を表示させたい時間帯はオーバーレイトラック#2の動画をカットすれば良いのです。
05

このカット作業はかなりの時間を要しますし、実行回数も膨大になります。
なので、ここからは何度か作業を実施したらプロジェクトを保存するようにした方が良いでしょう。

VideoStudio12はアンドゥ回数が結構多いのですが、その分メモリーを食います。
で、作業した内容を覚えきれなくなると、異常が発生し、ソフトが強制的に終了しちゃいます。

なので、カットする作業を何度か実行したら、プロジェクトを保存した方が良いのです。
じゃないと突然ソフトが落ちて・・・あ~~~!!ってなります(って事は経験済みって事ですな(笑))
もっともこのソフトはある程度ならソフトの再起動時にある程度、修復してくれます。MS-WORDみたいに。

ちなみにオイラのマシンは2GBのメモリを積んでいますが、3GB、4GB積んでるともっと余裕があるかもしれないですね。
Vistaは3GBまで認識しないので、4GB積んでも違いが出るか不明ですが。。。

オーバーレイトラックのカット作業が終われば、あとは自由にタイトル入れたり、映像にエフェクタ処理をすると良いでしょう。

1/8追記--
冒頭と最後の映像をそろえるために、冒頭何秒か、最後も不要箇所を全トラック削除します。
そうすると再生時あたかも1つの動画ファイルのようになります。
--

今回は複数アングルの撮影テストを兼ねていたので、これ以上凝った作業はしません。

なお、今回は市販のソフトを使いましたが、これは使用したカメラ(CASIOのデジカメ)の動画ファイルがMOV形式だったので、OSについてくる「Windowsムービーメーカー」に対応してなかったためです。
さらに、DVD化する時にチャプター画面なども作りたかったために市販ソフトにしました。
ASFファイルやWMV、AVI形式(もいけるかな?)だったらムービーメーカーでも同様の事ができると思います。

他にもっと効率良いやり方あるのかもしれませんが・・・
今回用いた手順は以上です。

もう少しムービーカメラの画質が良かったらなぁ・・・
まあ、1万円前後じゃこんなものですかね。。。

もうちょっと気合入ったら、フルHD対応のビデオも使いたいですね。
(スマートレンダリングとか使えば良いんですけど、それはそれで時間かかるしねぇ)
そうすればアングル3箇所だ!!

今回使用した機材・ソフトは以下の通り。

Kenko DVS500

CASIO EXILIM EX-Z250

下は今回ビデオ編集に使用したソフトの最新版。

音声編集。

録音。

なお、この作業、自分の演奏を何度も何度も見返すので、はっきり言って精神的にヤられます(笑)

※記事中の画像は今回記事のエントリーにあたって、記事用に作成した画像です。実際の作業中の画像ではありません。

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コメント

HIDEさんありがとう!!

本日届きました!!

これから見させていただきます!!

いや~、こんなに苦労されていたんですね!!

しっかり見させていただきます!!

投稿: ゆうじ | 2009/01/06 02:45

すっげー!
参考にさせていただきます。
子供らのVを編集するだけでヘロヘロになってる自分が情けない・・・がんばろう&集中力じゃ(笑)
ちなみに僕のビデオも光不足で物足りない&音声割れワレです。

投稿: toshi | 2009/01/06 06:56

#ゆうじさん

趣味ですから、大変じゃないですよ~!
満足していただける出来か不安ですが、できたら感想など頂けたらと思います。

コメント書き込みが2時ですが、大丈夫ですか?
休んでくださいね。

#toshiさん

僕が持ってるCanonのビデオカメラは録音レベル調整可能なので、音割れは防げます。
まあ、音は専用レコーダーで録った方が良いので、あまり活用してません。

集中力は確かに必須です。この作業。

投稿: Hide | 2009/01/06 22:02

VideoStudio買おうと思ったら動作環境Pen4以上なんだよね(笑)
おいらceleronMなんだけど、無理だよなぁ・・・。

投稿: ken | 2009/01/07 00:30

#kenさん

うーん・・・
快適には動かないでしょうね。

ここ1年以内発売のデュアルコア以上のCPU搭載機じゃないと動画編集は厳しいです。
凝ったことしたいなら・・・の話ですけど。

僕のマシンは2008年初頭のものですが、ハイビジョン以上の画質の動画編集は厳しいです。
あと数年後に買い替えですねぇ・・・

投稿: Hide | 2009/01/07 22:18

>どっかんtoshi (さん)
>子供らのVを編集するだけで

「子供」ぉお??
・・・違うっしょ。

投稿: katsuzo★ | 2009/01/14 14:16

#katsuzo★さん

んん?
何か気になりますねぇ・・・

ですって!>toshiさん
(もうここ見てないかもしれませんが・・・)

投稿: Hide | 2009/01/14 19:56

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