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2012/08/31

音楽映像撮りの本命となるか?TASCAM DR-V1HD 使用感想

製品発表時のニュース、写真等を見た限り、これはライブ撮りビデオカメラの超目玉か!?

と期待を膨らませて発売を楽しみにしてました。

オイラにしては珍しいぐらいに発売日に飛びついた次第。

ただ、いくつか心配事があったのですが、見事というか・・・少し使った限り、心配通りの結果となってしまった模様。

録画では画質以前の問題点もあり

スペック上はHDモードで1280×720のハイビジョン相当のピクセル数。
SDモードで640×480。

音声はWAV形式のみの24/16ビット選択、サンプリング周波数も44.1kHz / 48kHzを選択できる。
いずれも音声だけで結構な容量になる仕様だ。

1ファイルあたりの最大ファイルサイズが約2GBの制限がある。

そのため、長時間録画では約2GBに達するとファイルインクリメント機能が働き(手動で任意の時間で機能させられる)、別ファイルに継続して記録していく。もちろんバッテリーの続く限りだ。

当然HDモードで録画するとファイル容量はあっという間に2GBに達する。
ざっと使用した限り30分手前(29分と56秒)で切れている。おおよそファイルサイズは1.8GBというところだ。

しかし継続録画とはいうものの、近年のメモリータイプのハンディカムのように洗練されていないように感じる。
CanonのiVis HF10を使用しているが、長時間録画の場合、内部的にファイル分割しても、最終的にPCのハードディスクに保存する際はうまくつなぎ合わせて保存される。

当然どこで切れたのかなんてユーザーは意識しなくて済む。

一方、DR-V1HDの場合、明らかに切れたとわかる。画だけじゃなく、音も切れている。
ほんの一瞬なのだが、切れたのがはっきりわかる。
1秒あるかどうかなのだが、詳しく測定したわけではないので、後日影響度を検証してみようと思う。少なくとも感覚的には切れ目がはっきり分かる。

なお、上記はファイルをPC上で結合した場合の話。結合には TMPGEnc Video Mastering Works 5を使用した。

切れ目がはっきり分かるということはHDモードの場合、”ライブでの使用”が厳しい。
アマチュアバンドでもSD画質、640×480ピクセルで録画する方が無難・・・となってしまうようだ。

BD、DVD化を視野に入れるなら映像用カメラをもう一台必要か・・・

上記に書いたとおり、2GBでファイル分割の影響は大きい。
せっかくのライブ映像が途中で切れたらなんとなく気持ちが悪い。
DR-V1HDの映像は仮映像用として、カメラは1ランク上の国内メーカー製のビデオカメラを用意した方が良いかもしれない。

では想定される用途は?

高画質(という程高品位でもないが・・・)モードでのライブ撮影は厳しいが、ネット動画での「演奏してみた」系用の撮影には向いている。カメラの向きが変えられるので、自分撮りがしやすい。
ライン録音では意味がないが、マイクのL,R反転もできる。録画したのを後で見返したら脚しか映ってなかった等のミスは減らせるだろう。

画質を落とせば(640×480)、もちろんライブ撮影用にも使えるだろう。

音質に関して言えば、もともとTASCAM製のレコーダーと同等レベルを備えているようなので、品質面でそれほど悪いものではないといえる。こちらはまだ未検証なので、あくまでも期待値の範囲だが、音質面でのはずれはないだろう。設置場所がよほど悪くなければ、それなりに良い音で録音できるはずだ。

手動で意図的に分割することもできるので、お手伝いしてくれる人を見つけて、MCの合間に分割するボタンを押してもらえば、高画質でライブ記録していくという手もある。
僕はあまりお客さんにそのような作業を頼むのは気が引けるのでやらないが、マネージャー的な方が付いているバンドならアリかもしれない。

手に持った感触は業務用

撮影とか録音とは違った部分を。
各ボタンの操作感、端子部分、3脚の取り付け部分に金属部品使用・・・等、安価なビデオ機器とはちょっと違う印象。
手にずっしりとした重さを感じるので、安っぽい感じはしない。
まあ約3万円という価格、ビデオカメラとしては安い部類だが、レコーダーとしてみると中級クラスのモデルといえるだろう。
ビデオ機能に関して言うと、正直オマケ程度・・・にとらえた方が良いかと思う。

だいたいここまで根気よく読んでくださった方には想像ついたと思うし、すぐ上で述べたようにカメラ部分はオマケ程度だと考えた方がよさそうだ。
夕方の車の運転中、動作させてみたが、どうも暗さに弱そうな印象だ。

カタログ(TASCAMのWEBサイト)を見る限りはライブ撮影に向いていそうな感じだが、夕方という明るさ的にものすごく微妙な時間帯での撮影でかなりノイジーな映像だった。暗いライブハウスではより厳しい気がしてならない。

バッテリー使用でのPCとの接続は要注意、できればアダプター使用か、カードをPCに読み込ませたい

9/1追記。
USBでPCと接続できるのですが、外で録画し、もはやバッテリーがへろへろ状態、胸のカラータイマーが鳴りまくってる状態でUSB接続を行うとあまりよろしくないかも。
というのもUSB接続にしても、電源はバッテリーから供給される。
そのため、バッテリー残りすくないとPCが認識しなかったり、ファイル転送が失敗したり、あるいはバッテリー余力があまりない状態で切断してもDR-VH1D側はUSB接続を維持。いわゆるフリーズ状態に。
電池抜いて切り抜けたけど、あまりよろしくない。カードを抜いてPCに・・・って結構面倒なので、アダプターは必須かもしれない・・・


結論・・・ライブ撮影の本命とはならず・・・も音源のレコーダーとしては優秀か

競合製品でぱっと思いつくのはZOOM製品。
あちらの方が若干安い。
ただ、カメラアングル調整のしやすさに1万円、ZOOM製品より多く投資しても良いかな~と個人的には思っている。
1280×720の映像がここまで長時間に耐えられないというのが計算外だったが、あとは音の良さがどれほどなのかに期待しておく。

ただし、ここまで急いで購入した価値が本当にあったか・・・これから先使いこんできて、再度評価してみようと思う。今日は少し使ってみての感想までにとどめておきたい。

今のところKodakのZi8という(たぶん後継機種も出てはいるが・・・どうもこの手の製品から撤退するようだ)ポケットビデオカメラのWVGA(848×480)、外部ステレオマイク(僕はSony製)を接続した状態が機材運搬の負担やら何やら統計的にみると一番良かった。

Kodak


なお参考までにGREENHOUSEのGHV-DV30DAW(こちら音に関しては論外です)という機種と同時刻に撮影した(こちらはWVGA)画面とDR-V1HDで撮影した画面のキャプチャ(+サイズ変更したもの)を載せておく。若干カメラの向きの影響で明るさに影響があるかもsれないが、カメラの機能だけみると、DR-V1HDはこのクラスのビデオに毛が生えた程度かな・・・という印象でした。

Greenhouse


Greenhouse_01


Tascam


Tascam_01

DR-V1HD製品紹介ページ




9/12 追記
電池を使用しての撮影中に電池切れが起きるとフリーズするようです。
この場合電池を抜くか、完全に電池切れするしかフリーズ状態から抜け出せない模様。
この時カードにデータは残ってないことが分かっています。
画質設定によるかも知れませんが、SD画質で発覚。

10/15追記
9/27にTASCAMからファームウェアのアップデートがプログラムが公開されました。
アップデート後フリーズする現象はひとまず解決しました。
まだまだファームウェアのアップデートによる機能アップに期待したいところです。

13/08/11追記
僕はもうこの機種を所有していません。
残念ながらメーカーのその後のサポート(ファームウェアの更新などのストップ)状況を見るに、この製品に力を注ぐ事は無いのではないかとすら思えます。

むしろ同じぐらいの値段のJVCビデオカメラを購入した方が僕としては良いと感じています。
ただJVCは音声周りが弱い事も確かなので、別途レコーダーを用意し、ビデオ編集ソフトで上手く同期させて仕上げなくてはなりませんが・・・

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