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2014/08/09

職場の鬱病社員に対する批判ツイートについて

既に炎上を経て、アカウント削除されているとか。
魚拓なんかあるのかな。読む気にはならないけど、なんとなくこれをつぶやいた方の気持ちはわかる。

僕の立場を表明すれば、そのツイートで批判される立場である。

以下、今日はかなり長文なので、ご注意を。

言い訳にしかならないかもしれないけど、言い分を言わせていただきたいと思う。

よく会社を休みがちになる事による他の社員への迷惑について

僕以外にも同様の症状を抱える社員は多い職場ですので、僕が元気に出社できている日、他部署の同じ目にあっている立場の人たちを見ている限り、確かに困る。人手が減るし、その人しかできない作業も多々あるし。

ただ、休んでる身として、職場の人間が困っている事は重々承知している事はご理解いただきたいと思う。


つらいのはアンタだけじゃないという意見

これは僕が発症(?)した直後よく言われた事です。
あのね。それは重々承知しているんです。
つらいのは皆そう。

だから自分は耐えなきゃいけないと思う。

だけど身体的に影響が出る。

まずは不眠。2か月も続けばさすがに参る。
以前の上司には「自分は1日3時間寝れば良い方なんだけど・・・」と言われた。

3時間、確かに少ない。
入社後、1.5Hしか睡眠取れない時期が続いた事があったけど、あのつらさと症状が出た時の不眠とは影響が違う。

今日は寝る事はできるのか?不満を抱えながら布団に入る。
朝までは8時間はあるだろうか。
そこから1時間眠れない。やっと眠れたと思うとふと目が覚める。
これが8時間の中で何度繰り返されるか。

3時間熟睡状態に入る人と、1時間なのか、30分なのか、うとうと眠りに入りながら、しかし目が覚めてしまうという現象の影響は全然違うと思う。

この不眠が招いた現象の最悪・・・いや、最悪の事はかろうじて免れたけど、朝の通勤(車)時の事故である。
昨年の話だけど。

ほぼ一年前の事だけど。そういう身体的影響と、交通事故(車は廃車)へのある種恐怖感のフラッシュバックも影響する。

皆がつらいのは分かっていても体が正常にならない、そしてそれによる最悪な事態を招く事もあるのです。


職場の情報共有、フォロー体制の不備が残された社員の不満を増長している

この不満ツイートの根本なんだろうなと思う。

休んでいる人が作業手順書等を用意していれば、残された社員でフォローできるかもしれない。

そしてフォローする社員の負荷を極力減らしつつ、業務を遂行させるのはマネージメントする立場である上司の役割である。もし部下を叱る事や、無理な日程で客先と勝手に約束を取り付け、己の成果を上げたいと思っている上司ならば、マネージメントする立場としては失格だろう。
単に社内政治的な手腕が上手いだけで、業務遂行能力については無能だと言いきって良い。だから、怨むならうつ病にかかった社員に怒りをぶつけるのではなく、この職場のマネージメント、社内パワーで顧客約束を守れるのか?という見極めをせずに仕事だけ取ってくる人間が本来批判の的になるべきなのだと思う。
(それは必ずしも直属の上司ではない)

結局経験してみないとこのつらさは理解されない

たとえば、僕は子供とどこかへ出かけたエントリーを書いたとする。
それは時として、結婚したいけど出来ない人、不妊症で悩む方にとっては苦痛な内容となるそうです。

でも僕はそれらの方々に対し、どんな配慮をしたところで、当事者になれない時点ですべて理解はできないし、その方々を絶対傷つけない内容の記事をUPする自身はないです。

実は僕の症状について、このツイートをした女性と同じ反応をした人間が身近にいます。
実は妻なんですね。

彼女はこれまで病気した事があまりない健康体の塊みたいな人で、ちょっと悪い言い方をすると、病気にかかった人間の辛さを分からないんです。経験がないから。

だから、たとえば風邪で熱を出して寝込みます。
健康な方は多少熱があっても出社するでしょう。でもこれは個人差があって、同じ38度の熱でも仕事ができる人もいれば、頭が呆然として仕事にならない人もいる。そして車通勤で出社・・・なんて立場だと交通事故の要因になりかねない。意識が朦朧としているから。特に僕は片道50分かかるので、病気時の通勤時間は厳しい。

また布団で体を休めている間、汗をかくので、水分補給が必要なんですが、高熱故に水から水分をキッチンまで取りにいくのが辛い。なので、僕は妻や子供が寝込むと水分を枕元に用意します。
でも僕や子供が熱だして妻が面倒みる時はそれが無い(泣)。

また、突然おう吐する可能性もあるので、洗面器など、布団を汚さないよう準備する必要があるのだけれど、経験が無いとこれらへの配慮ができない(これも僕がよくなるのですが、トイレまでなんとか耐えます。いつかぶちまけそう・・・)

今週子供が高熱を出して休んだわけですが、朝起きてすぐに熱測って37度超え。
起きてすぐは体温低く計測される事が多く、午後に近づくに従って38度後半以上にまで上がる可能性が高い。
ましては喘息手前ぐらいの咳が酷い状況。

しかし(妻)自身がちょっとの熱ぐらい!という人なので、登園させようとするわけです。
咳の酷さ(による保育園への流行源になる可能性)、朝起きてすぐの熱、午後になれば熱が上がる事が多い事から予想される事を考えれば、病気の多かった僕からすれば休ませて当然なのだが、意見が分かれるんですな。

結局休ませましたし、実際、昼には38度を超えましたよ。昼間つきっきりだったけど、子供は咳の酷さで寝れない状態に。なので、回復は遠のくばかり。

でも妻を責められませんよ。だって経験がすくないんですから。自身が病気になった事が。
なので、病気になった時、どういうフォローをしてもらえれると助かるのか分からないんですね。
これは学歴とかそういうものじゃない。知識でもない。経験です。

小学生低学年から風邪ひきさんだった僕が、小学生高学年の頃、逆に親が病気で、自宅のリビングでぐったりしていた時、やや息が荒くなった瞬間、風呂場へ走り、洗面器を持ってきた事があります。
ほぼ反射的な行動でしたが、これ、おう吐の前兆の可能性が高いと判断したからなんですよね。予想は的中でしたが。

ようは病気ってのはかかってみて、そのつらさを覚えるのと同時に自分が病気中どのようにしてもらえると助かるのかという勉強にもなるんですな。そして、それは家族が同じ目に遭った時にフォローに回れるんです。

で、話は冒頭の炎上ツイートに戻りますが、結局この方、鬱病の現状を「ただの甘え」とどこかでとらえて、会社への迷惑を考えないと、患者に不満をぶちまけてしまったのが問題だと思うのです。病気への理解不足(いや無理解といってよい)のと、怒りをぶつけるべきは作業負荷バランスをマネージメントする立場(上司)である事を闘病中の同僚にぶつけてしまった。

かつて嫁さんの職場にも(今でもいるのかな)鬱で出勤がまばらな社員がいたようで、僕がその症状にかかるまで、その方への不満を常にこぼしていました。

周りに同じ境遇が多い僕の職場としては、むしろその社員に同情するばかりだったのですが・・・

とはいえ、甘えているか?と言われてしますと、甘ったれている部分は否定できないなと思っています。
薬による治療、運動、負担にならない程度の趣味、色々対策はしていますが、追い付かない時も。

その時の妻の態度がかなり厳しいというところが今の悩みではあります(苦笑)
(また休むの?子供の行事でれないじゃん!とか色々責められます・・・)

今週は子供の看護も重なって今やっと夜更かししながらブログ書いてますが(眠れないので)、少しづつ、無理解な人にどうしたら理解してもらえるのか、病気体験の少ない方にどうしたら、病気で苦しむ人間の辛さを理解してもらえるのか、なかなか結論が出せない状況ではありますな。

しかし炎上したというツイートがアカウントごと削除されたのはある意味惜しい。
その方に少しでもそういう病気とはなんなのか(新型鬱ってのもあってやややっかいなご時世ではありますが)、理解してもらうチャンスだったのかもしれないですね。

コミュニケーションの拒否が双方の理解を妨げてしまうのですね。


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