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2014/11/09

大久保氏は監督をすぐにやめるべき

前にも触れたが、僕の経験談を、まず述べたい。
何故過度な”しごき”指導に対して過剰反応するか、そして経験した事ない方にはどれだけ知られてない世界かを強く主張したいのでどうしても長文になります。

いやホント今日は長いよ。

長いので、飛ばすポイント入れ。。
お前の過去話なんじゃどうでもよいのじゃって方は飛んでねっ

/* 過去話

僕は剣道8年間やっていた。
誰でもとれるレベルだけど一応有段者である。
(ちなにも級は道場ないし、スポーツ少年団等が独自の基準で設けたもので意味はないっす)

自分で言うのもなんだが、続けていればたぶんそこそこ名の通る選手になれたと自負している。
指導者にもそこまでは行ける選手だといわれたし、実際やめた後も何度も部に戻るようお声掛けいただいた。

だが、高校での顧問(指導者ならびに指導方針)の事を思い出すと今でも嫌悪感を感じる。

辞める決意に至った経緯はこうだ。

そもそも僕の剣道スタイルを説明したい。
僕の得意であるカウンター攻撃(相手の動きを読み、攻撃に転じたところを相手より先に技を打ち込む)系を主体とするため、守りを固めがちになる。
じゃないと相手の攻撃のタイミングが計れないからだ。

もちろん顧問も僕がカウンター系の攻撃が得意だという事は知ってるし、たまに皮肉で「お前はそれしかないからな」とまで言われたぐらいだ。

これには理由があって、カウンター系・・・出ばな面、出ばな小手・・・特に小手が得意だったのですが、僕の運動神経および反射神経の鈍さに理由がある。

足はそれなりに速い方だったが、かといってサッカーやバスケのような小回りを要する場面でそれが活かされない。不器用なのである。
陸上のようにスタートの合図に即座に反応できない。
昔から友人と外で遊ぶといつも置いてけぼりになっていた。
(今では問題になるだろうが、近所の家の塀を登ったりなどして遊んでいた)

それもあって、僕ができる事は相手の動きを読むという行為だ。
幸いそういう観察力だけは人並みにあったらしく、そこを活かすため、中学時代はずっとそこを伸ばす練習をしてきた。
守りを固める利点は他にもある。
相手が焦ってくるのだ。
それまで慎重に攻める選手も焦りが出ると無駄に技を繰り出してくる。そこがねらい目なのだ。
そしてそれは試合時間終了間際に起こりやすい。
僕は2本取りに行く試合運びではなく、1本勝ち狙いなのだ(柔道と違って剣道は3本勝負、2本先取で勝ちが一般的)。

そして結果も出していた。

中学時代は団体戦でも結果が出せていたが、それ以上に個人戦で成績を伸ばせた。
自分だけでなく、周りも一緒に研究し、時には当時の顧問も一緒に練習法を検討し、弱小学校が、地元の強豪校と張り合えるまでに成長した。
壮行会では校長から名指しで応援された程である。
自分で書いてて恥ずかしいが事実である。
柔道で言えばヨーロッパ勢のポイント稼ぎの勝ち方に近い。
だけど、個人的には勝てる最前の策を優先すべきと考えている。もちろんルールの範囲で。

これからが要の話となるわけでが・・・

高校入って1年経とうとしていた時期のある大会で、守りを固める事を禁じられたのである。
それも試合の直前に。

団体戦、相手は県内1の実力校の主将で大将。正直そこまでもつれると負けるぞという戦略で人選をしていた。
守りを固める戦法の僕は引き分けのリスクも大きいため大将だった。つまり副将で試合を決める作戦だったのだ。

残念ながら勝たなければいけない場面で守りを固める戦法の僕が試合を左右する場面になってしまった。


顧問はあっさり僕の普段の剣道を禁じたのである。
当然それは守らなければならない。
顧問=監督の指示だからである。

だけど、先にも言った通り、僕は人並み外れた運動神経や反射神経で成績を伸ばしたわけではない。
相手攻撃に耐えうる守備力と攻撃に転じるための素早い動きができるための練習、そして読み・・・を徹底して鍛えただけだ。

が、守りを禁止されれば、慣れない攻撃的作戦をとらざるを得ない。
当然不慣れな動きをしたため、隙を突かれて一本取られた。どう動けばよいのか正直混乱していた。
ビデオカメラもその頃から導入し、ちょうどその試合が初の撮影となった。後で見たが自分でも情けないほどの初心者か!って選手の動きだった。
多分僕に攻撃的な剣道をさせると、言っては悪いが個人戦初戦敗退常連選手と同じ程度だろうと思う。

一本とられたが、もう一本取られれば確実に敗退する。そんな場面になってしまった。

そこで監督の方針を無視した。負けは許されないから。
だが、焦って攻撃に転じれば、向こうもカウンター狙いに来る。何せ県内でも上位の実力者だ。
守り重視、カウンター狙い。
さすがに県内1の選手相手故か、なかなか隙がない。

そのまま5分経過し試合終了。

結果、団体戦敗退。
勝てば次の東北大会に進めたのだが。
ちなみにその時我々に勝利した学校はそのまま優勝している。

試合後すぐに顧問の前に正座し、指導を受けるのが伝統だったが、面をつけた状態だったとはいえ、いきなりどつかれて倒れ後頭部を打ってしばらく立てず、団体戦最後は選手一同相対しての礼をするのに先輩達に担がれた。

だが、本当の地獄はその後である。

顧問による元々の人選、作戦、慣れない試合方針を指示した自分の事はすっかり棚上だ。
敗因は僕の積極性のない試合運びと決めつけられた。

僕が攻撃的剣道ができるようになるまでと、試合会場の隅で特訓が始まったのである。

当時の僕以外の部員8人を相手にかかり稽古開始。一方が守備となり一方が攻撃になりその場で繰り出す技を判断しながら連続攻撃を行う練習法である。
1分交代だが、代わるのは守備側だけ。攻撃側の僕は交代なし。

2時間それが続き、ついに僕の足が壊れた。
軸足である左足の裏の皮がむけ、会場の床は血まみれになったのである。

そもそも試合前に通常通りの練習もしており、試合で精神的にも疲労していた上に体力的にも限界だったのである。
それが肉体にも及んだ。
他校の選手も大勢その様子を見ていたし、実際その地獄の特訓後、倒れている僕に声をかけてくれた方もいた。
女子の中には血まみれの状態の床をみて、目を伏せていた子もいたらしい(先輩談)。

それでも指導者は続けさせた。
「お前は壊れてもやれ」
と。

計2.5時間後ぐらいに解放。足が限界となり、動けなくなったためである。
記憶があいまいだが、床に倒れこんでいる間、同期は血で染まった床を拭いてくれていた。
他校の選手からは歩くのも困難な僕に手を差し伸べてくれる人もいた。

普通に考えてみてほしい。

7年間、そのうちキャリア後半(中学3年間)でようやく自分の勝ち方を身に着けたものをたった2時間の訓練でどうこうできるわけはない。
ただ言われるがまま、攻撃的にと必死になっていたが、母校の道場に帰ってきた頃にはあれで何を得たのかと不思議でならなかった。
(ちなみに母校に帰ってきてからまた道場で練習したのである。バカか)

そもそも体が壊れるまでやらせる必要が本当にあったのか?

長年身についた癖を取り払ったりするには、それに合った緻密な練習プランと時間が必要なはずである。
それが急務であればあるほどプランは大事なはずだ。

人形同然の相手に技を繰り出し続けても攻撃的な戦法は身につかない。
それはその後の僕の剣道が何も変わらなかった事がある意味証明している。

顧問はかなり激情家で県内でも有名だった。
多分負けた事に対する怒りがどうにも収まらなかったのであろう。
冷静な判断で指導していたとは考えにくい。

つまり感情を選手にぶつけるような指導者だったのだ。
(ちなみに授業中はかなり良い先生だったんだが・・・)

何もあの特訓で身につかなかっただけではない。
体を壊し、練習に穴が開いただけである。回復までのその期間がいかに無駄だったか。
全国大会までをと目指していた自分にとってはなおさらである。

過去話*/

さて、長々話をしたが、いまだにこういう指導者は後を絶たない。
今や携帯でこっそり撮影されYoutube等で晒されるような事まで起きる。

多分今の時代僕があのような指導を受けていたら、同じまたはどこかの学校の選手が撮影・公開しただろう。
後に他校の選手に聞いたが、あまりにも異常な光景だったと皆が思ったとか。そして僕がやめるだろう事も皆予想したらしい。
あるいは面白半分に撮影する人もいたかもしれない。

そして、驚くべき事にプロの現場でも起きている。
タイトルにも挙げたが東北楽天ゴールデンイーグルス、監督の大久保氏である。
2軍監督時代のしごきで選手が脱水症状で倒れた事件を起こした人間である。

既にファンの間で監督NGの動きが出ているらしいが、このあたりからして実に無能な監督と言わざるを得ない。

プロの選手は体が資本である。
過剰なしごきで選手の体を壊すような事を指導者・監督が行うなど言語道断。
監督どころか、そのような事に考えが及ばないようでは人間としても未熟である。

キャンプ風景などで通称1000本ノックが美談かのように扱われてるが、あれはファンサービスであり、選手にとっては厳しいがショーの一部でしかない。
野球未経験の僕が決めつけていうのもなんだけどノック練習にはそれなりに意味はあると思う。
想像で申し訳ないが、左右の打球の反応や捕球後速やかにスローイングに入る体のバランスをとるための下半身トレーニング。といったところか。
練習全般に言えるが質が大事であって、量が大事ではない。1000本より200本で効果が高い場合だってあるはずだ。
ましてや脱水症状で倒れさせる等、体が資本のプロスポーツ選手なら裁判にしても良いはず。
これは選手じゃなく、指導者の問題だ。この件は選手自体も注意を受けたというが明らかにおかしい。

ところでこういう話になると、必ず、なぜ選手側から”もう無理っす・・・”のサインとか出せないのか。という話がでる。
大学時代の友人にも「俺なら指導者に練習の意味を論理的に説明を求めて、納得しなければやならいな!」などと豪語する輩もいた。

・・・が、はっきり申し上げると、これも以前に書いたのだが、カルト宗教の洗脳のようなもので、その空間にいざ放り込まれると、その場の空気に逆らえなくなる。
これは経験した者じゃないと絶対にわからない。
帰宅部だったヤツ、特に何かに打ち込んでいたわけでもないやつ、部活でもぬるま湯のような練習しかしないようなチームにいた人間には絶対に、絶対に!わからない。
想像すらできないと自身もって言える。

高校卒業して20年経つがいまだに顧問に怒鳴られる夢は見る。朝目覚めのなんと悪いことか。

以前某高校のバスケットボール部の部長さん(だったかな?)が退部を申し出るもあれこれいわれ退部できず、追い込まれて自殺した事件がありましたが。
似たような経験ありますよ。
剣道やめようとしたのは実は2回。一度目は自殺した彼と似たようなもの。あれこれ説得されて、おそらく2~3時間は話を聞かされたはず。
それで結局退部できずに同じく引き止めしていた先輩部員に笑われたものだったが、2度目は上記の事件の後。
さすがに先輩も引き止めはせず、あの事件なら俺もやめてると皆が一斉に言っていたとか(残った同期曰く)。

それに加えて厄介なのが、誤った儒教思想の広がり。たとえば仏壇に位牌を置いてると思うけど、あれはもともと仏教に無い習慣で、儒教の影響だという。
お隣の国程ではないものの、微妙に日本の道徳の中に儒教的な発想がある。
その悪影響の最たるものが先輩・後輩の関係。

かの現中日落合GMも学生時代、大学野球の名門東洋大、野球部にいながら、その間柄のバカバカしさに嫌気がさして野球部をやめてボーリングにハマったとか。

幸い僕の高校時代は・・・正確には部員数はかつてたくさんいたのですが、指導者の厳しさに加え、先輩による暴行事件等もあり、該当する生徒全員退部処分となった後に入部したので、そのような事はなかったのですが。

じゃ中学時代はというと、確かに先輩押しのけて選手に選ばれたので、ものすごい恨みを買った。
けど、先輩とガチで勝負して一切負ける事がなかったのと、やはり強さの差を自ら認めてくれる良い先輩方に恵まれた事で事件に至らなかった。
剣道部っておとなしいやつが入るイメージを持ってる人多いけど、それは弱小の学校だけ。
名門とか強豪校とか名門道場だとふつうに体育系です。
伝統がある分やっかいです。じいさんどもがまたつぇえの何のって。

ただ、僕は先輩は尊敬はすれど、服従と同等ではないという意見を持っている。

体育系はどうもその辺を勘違いしてるっていうか、指導者もそういう環境で育ったものだから、低学年なんてほんと奴隷ですよ。
儒教精神の誤った解釈。
これは大東亜戦争中の軍人としての正規教育を受けていない軍人が数多く教官になったときにできた悪習だと思ってます。
侍でもない農民出身者が武士道を語ってって感じ?ま、もしかすると明治維新時の新撰組に代表されるような元々武士道を受け継いでない家柄の出身者が無理して侍たらんとしたが故に生まれた誤った武士道精神が今に生きちゃってるとか。
そんな事を考えてみたり。

高校野球の超名門であるPL学園の野球部が暴力事件を機に廃部の危機(これはちょっと大人の事情も絡むようだが)という現実を現役学生たちも知るべきだし、指導者もそこらを制御すべきだ。
色々問題起こしているOBの代表格清原氏が今年の正月桑田氏との対談で日常的に先輩による暴力が行われていた事を言っていたし。
(のちに桑田氏は論調を変えているが、厳しい環境を経験した大人なら誰でもわかるはず)

マンガ、ワンピースの重要人物の一人、冥王レイリーの言葉を借りれば
「若い芽を摘むんじゃない」
である。

そろそろ子どもにも何かやってほしいと勝手に思っているのですが、過去の経験から指導者とかまわりの生徒(児童)たちをしっかり見極めたいと思ってしまうのです。

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